オープンソースのMySQL自動バックアップツール「Sypex Dumper」
「Sypex Dumper」はMySQLデータベースを自動的にバックアップしてくれるオープンソースのウェブアプリケーションです。
PHPとAjaxで作成されており、Webインターフェースを使ってMySQLのバックアップを作成する事ができます。
自動バックアップにはタスク・スケジューラかcronの設定が必要ですが、それ以外はWEB上から設定可能になっています。
ファイル圧縮(GzipとBzip2)のサポートをしており、多言語インタフェースあり。ただし日本語はないみたいです。
設置してみる
ダウンロードページへアクセスします。
ポチッとダウンロードします。
設置は簡単でファイルをサーバーにアップするだけです。
自動バックアップをしてみる
早速自動バックアップを設定してみます。まずは設置したURLにアクセスします。
バックアップしたいユーザーでログインします。今回はローカルでのテストなのでrootユーザーでログインしました。
バックアップしたいデータベースとテーブルを指定を選択します。
自動バックアップのJobに名前をつけてあげます。ここでつけた名前を後で使うので忘れないようにしましょう。
今回は「my_job」という名前にしました。
コマンドラインで実行
あとはconsoleやcronで指定のコマンドを実行するだけです。
コマンドはこんな感じです。
php Sypex Dumperへのパス/index.php -j=ジョブ名
最後のジョブ名は先ほど入力した値(ここではmy_job)を指定します。
実行するとこんな感じで表示されます。
C:\>php c:\xampp\htdocs\SypexDumper\index.php -j=my_job 2010.02.15 21:29:12 1 Start export DB `wordpress` 2010.02.15 21:29:12 1 Export table `wp_cimy_uef_data` 2010.02.15 21:29:12 1 Export table `wp_cimy_uef_fields` 2010.02.15 21:29:12 1 Export table `wp_cimy_uef_wp_fields` 2010.02.15 21:29:12 1 Export table `wp_commentmeta` 2010.02.15 21:29:12 1 Export table `wp_comments` 2010.02.15 21:29:12 1 Export table `wp_links` … …
実行後にSypex Dumperの下の「backup」フォルダを見てみます。
圧縮ファイルになったデータが保存されています。これでバックアップは完了です。
結構簡単にできましたね。
もちろん、ブラウザ上からバックアップする事も可能です。
便利ですねー。早速自分のサイトにも設定してみました!
サーバーの定期バックアップをやられている方は、使ってみてもよいかもしれません。
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- Website: http://sypex.net/en/
- License: BSD License